口腔粘膜疾患|医療法人口誠会 大野歯科|高知市旭町の歯医者・歯科

口腔粘膜疾患
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1)口腔粘膜に限局した病変
2)皮膚疾患と関連ある病変
3)全身疾患の部分症状としての病変

症状
紅斑、水疱、びらん、潰瘍、白斑、肥厚
歯や補綴物の影響
機械的刺激、バイオフィルム
びらん・潰瘍性病変
褥瘡性潰瘍、再発性アフタ性口内炎(潰瘍)、急性壊死性潰瘍性歯肉炎
紅斑(板)性病変
紅斑(板)症、義歯性口内炎
白色病変
白板症、口腔扁平苔癬、口腔カンジダ症
水疱性病変
ヘルペス性歯肉口内炎、帯状疱疹、天疱瘡、類天疱瘡
舌の病変
舌扁桃、正中菱形舌炎、溝状舌、地図状舌、黒毛舌
その他
剥離性口唇炎、肉芽腫性口唇炎、ニコチン性口内炎、クインケ浮腫、薬剤性歯肉増殖症

褥瘡性潰瘍(Decubital ulcer)

シェーグレン症候群(Sjogren syndrome)

<舌の褥瘡性潰瘍>

ベーチェット病(Behcet‘s disease)

口腔粘膜、皮膚、眼、外陰部を主とする全身の諸臓器に、急性炎症性病変を反復して形成しながら、遷延経過をとる難治性の疾患

ベーチェット病と歯科対応

1)被刺激性の亢進
      ↓ (Pathergy test)
歯・補綴物の刺激による潰瘍

2)発症誘引外因子
   Streptococcus sanguinisの増殖
   (口腔レンサ球菌群)


*歯科治療や歯周治療が長期的にはベーチェット病の口腔潰瘍を減少さす。
(Umit karacayliら 2009)

ニコランジル投与との関連が疑われた舌潰瘍

62歳、女性。
狭心症にて2年半前よりシグマート服用。
半年前より口内炎が度々発現。
10日前より舌外側縁に口内炎発生。増悪し紹介来院。
ニコランジル 20mg/日 内服

再発性アフタ性口内炎

アフタ(Aphthae)が原因不明のうちに繰り返し口腔粘膜に生じる疾患。

ヘルペス性歯肉口内炎(Herpetic gingivostomatitis)

単純ヘルペスウイルスによる口腔病変

・ヘルペス性歯肉口内炎 herpetic gingivostomatitis
・単純ヘルペス(疱疹) herpes simplex
口唇ヘルペス herpes labialis
口蓋ヘルペス herpes palatinus
ヘルペス性口内炎 herpetic stomatitis

手足口病

症状:口腔粘膜および四肢末端に現われる水疱性の発疹を主症状とし、夏期に多く、幼児を中心に流行する急性ウイルス性感染症。

口腔内所見

水痘・帯状疱疹ウイルス(Varicella-zoster virus)による感染症

初感染像→水痘
再発像→帯状疱疹
小児期に水痘に罹患し、この時に知覚神経節に潜伏したVZVが再活性化して帯状疱疹を発症。

帯状疱疹(Herpes zoster)
神経痛様疼痛を伴って脳脊髄神経支配領域に一致して、片側性、不連続な帯状に分布する発疹が主な病変である。

口腔白板症(Oral leukoplakia)

擦過しても除去できない、口腔粘膜に生じた白色の板状あるいは斑状の角化性病変で、臨床的・病理組織学的に他の疾患に分類できないもの(1978、WHO診断基準)

口腔扁平苔癬(Oral lichen planus)

紅斑と白色線条の交錯した慢性炎症性角化病変

口腔扁平苔癬の主訴
しみる、白斑、疼痛、違和感、発赤、その他

口腔扁平苔癬の悪性化
・口腔扁平苔癬は扁平上皮癌への悪性化リスクがある前癌状態(WHO)
・萎縮型、びらん型にリスクが高い
・染色体腕3P、9P、17Pの遺伝子座にあるヘテロ接合性の消失は悪性化リスクの上昇と関連する

口腔カンジダ症(Oral candidiasis)

その他の症例

黒毛舌 black hair tongue
地図状舌 geographic tongue
溝状舌 fissured tongue
正中菱形舌炎 median rhomboid glossitis
舌扁桃 tonsilla lingualis
ハンター舌炎 Hunter’s glossitis
悪性貧血 pernicicus anemia
プラマーヴィンソン症候群 Plummer-Vinson syndrome
褥瘡性潰瘍 decubital ulcer

薬剤性歯肉増殖症Ⅰ

薬剤名 分類 商品名
フェニトイン 抗てんかん薬 アレビアチン等
シクロスポリン 免疫抑制薬 ネオーラル等
カルシウム
拮抗薬
血圧降下薬
冠血管拡張薬
アダラート等

薬剤性歯肉増殖症

薬剤名 発生頻度 発症までの期間
フェニトイン 50~70% 数ヶ月~数年
シクロスポリン 8~33% 数ヶ月~数年
カルシウム
拮抗薬
6~14.7% 1年以内が多い